日本の国果?!

実りの秋、とりわけ果物が美味しい季節ですね。
皆さんは「国果(国の果実)」をご存知ですか?
国花は桜と菊、国鳥はキジですね。では、国の果実は、、。
答えは「柿」だそうです。

柿の歴史はとても古く、人類が誕生する前から、日本(列島)に存在した可能性がある柿。
岐阜県の第三紀層で、柿の化石が発見されているのだとか。
縄文・弥生時代の遺跡からも種の化石が出土、奈良時代にはすでに栽培されて各地に流通。
柿はビタミンやミネラルを多く含むので、昔から日本では貴重な栄養補給源だったと言われています。
当時の柿はすべて渋柿なので、干し柿にして食べていました。

鎌倉時代の1214年、神奈川県で柿の歴史が動きます。
なんと、突然変異で渋柿から「甘柿」が誕生!
干さなくても美味しく食べられる甘柿♪
日本原産の果物、世界最古の甘柿が生まれたのです。
以来、品種改良が進み、やがて16世紀にポルトガル人によってヨーロッパへ渡り、広く世界へ羽ばたくことに。
日本の柿は欧米でも「KAKI」と呼ばれ、人気が高いそうです。

日本から世界へと広まった果物は珍しいですね。
栄養豊富な柿のパワーで、今年の秋も元気に過ごしましょう。

さて、今日ご紹介するのはこちらのフレーム。
時代に左右されないシェイプとカラーが魅力の一品です。 <花音>

投稿者:シミズメガネオフィス

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