フィギュアスケーターはなぜ目が回らない?

冬のスポーツ観戦で人気が高いフィギュアスケート。
見どころの1つは、ジャンプやスピンなどの華麗な回転技ですね。
あんなに回転しているのに目が回らないのは、なぜなのでしょうか?

そもそも、目が回ることに大きく影響を与えるのは、耳の奥にある「三半規管」という部分。

通常は、体の傾きや回転を感じて脳に伝え、からだのバランスを保ちます。さらに脳は、目の動きを調節して、視界がブレないようにしています。

ところが体が急にグルグル回転すると、、、
三半規管が混乱して情報をうまく送ることができず、脳は目の動きを調整できなくなり、その結果、目が回ってしまう、といわれています。

スケート選手も、初めてスピンを練習する時や、ブランクの後に練習を再開したばかりの時期には、いつもとは逆回りに回転した時などには目が回るそうです。

しかし、来る日も来る日も回転練習を繰り返すことで、脳が慣れて、目が回らなくなるんですって。
つまり、目が回らないのは「訓練の賜物」なのですね!

目や耳には不思議なことがたくさんあります。
こちらの動画もぜひご覧ください。 <花音>

投稿者:シミズメガネオフィス

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