メガネ選びのポイント

フレームの基礎知識

1.フレームのサイズ

人それぞれ顔の大きさや、眼と眼の間の距離が違います。
正確で快適な、かつ似合うメガネを作るためには、最適なサイズのフレームを選ぶ必要があります。
フレームのサイズは、上記3つの部分の長さがテンプルまたはブリッジの内側に表示されています。

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2.フレームの素材と特徴

素材別に大きく分けると、金属製のメタルフレームと非金属性のプラスチックフレーム、天然素材のフレーム、それらを組み合わせたコンビネーションフレームに分類されます。

金属素材

メタルフレームと呼ばれます。素材には金/金張り/NT合金/チタン/ニッケル合金/チタン合金/ステンレス/マグネシウムなどがあります。金やプラチナを使った貴金属フレームは、重量があるのが欠点ですが、気品ある光沢や希少性で人気があります。チタンは軽金属とも呼ばれるほど軽く、腐食しにくいのでフレームとしては最適な素材で、現在では多くのフレームに使用されています。また、チタンと他の金属と合わせたチタン合金などもあり、中には形状記憶特性を持つものもあります。


非金属素材

プラスチックフレームと呼ばれます。現在はアセテートという素材が多く使用されています。以前はセルロイドのフレームが多くありましたが、燃えやすいという理由などで、今ではほとんど見ることがありません。その他には、オプチル、カーボン、ケプラー、ウィスカー、ナイロン、TR-90、ウルテムなどいろいろな素材があります。


天然素材

代表的な素材はべっ甲です。べっ甲は玳瑁(タイマイ)と呼ばれる海亀の甲羅から作られるフレームです。ワシントン条約で輸出入が禁止され、また職人の手作りなので、非常に貴重なフレームです。黄色いものは白甲と呼ばれ、べっ甲の中でも高価です。
その他にも水牛や羊などの角、木材、皮革、石など様々な素材が使用されるフレームが増えています。


コンビネーション

金属と非金属を組み合わせたものです。メタルフレームのフロント部分にアセテートを使ったものがよくみられます。代表的なフレームの種類にブロウタイプがあります。

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3.枠のつくりの種類

フルリムフレーム

レンズ全体に縁があるタイプのフレーム。もっともオーソドックスなメガネ枠です。

リムレスフレーム(縁なしフレーム)

テンプルやブリッジがレンズに直接ついている縁のないフレームです。顔の印象を損なわず素顔に近い印象をあたえますが、レンズに直接穴を空けるのでお取り扱いに注意が必要です。

ハーフリムフレーム(溝堀フレーム)

一部分のリムがないタイプのフレームです。レンズに溝を掘って、リムのない部分はナイロン糸などでレンズを固定します。糸は伸びたりして切れやすくなるので1年に1度は交換することをおすすめしています。

アンダーリム

レンズの下部にリムがあるタイプのフレームです。もともとはリーディンググラスに使われた形ですが、最近は一般的なフレームのつくりとして定着しています。

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4.代表的なフレームデザイン

ラウンド型


正円に近い丸型のフレームです。アメリカの喜劇役者、ハロルド・ロイドがかけていたことから、ロイドメガネとも呼ばれます。ジョン・レノンがかけていた形としても有名です。

オーバル型


やさしいたまご型のシェイプ。どのような顔にも似合いやすく、老若男女問わず好まれています。服装やヘアスタイルを選ばないオーソドックスなフレームです。

スクエア型


四角いスクエア型は、シャープで知的なイメージを演出するのに最適です。顔を引き締める効果があるので、丸顔の方に向いています。

ボストン型


丸みを帯びた逆三角形のフレームです。知性と都会的なイメージを演出する定番フレームです。近年のクラシックブームで若い男性を中心に流行しています。

ウェリントン型


正方形に近い角形のフレームです。ボストン型とともにフレームデザインの定番です。近年では、俳優のジョニー・デップがかけたことで、ウェリントン型が大流行しました。

ブロウ型


フレームのフロント上部が眉のように見えることから呼ばれます。目の上部が強調され、キリっとしたイメージを演出します。

ティアドロップ型


ナス型、オート型とも呼ばれます。レイバンのサングラスでおなじみの形です。パイロットグラスに出自を持つこのシェイプは、根強い人気があります。

フォックス型


目尻が上がったデザインです。レンズが小さく、フレームの横幅が広いのでファッショナブルな印象があります。マリリン・モンローがかけたことで、モンロー型とも呼ばれます。

オクタゴン型


オクタゴンとは八角形という意味です。シャープなイメージを演出します。クセがなく合わせやすいデザインです。

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レンズの基礎知識

1.レンズの素材

一般的な素材は主にガラスとプラスチックで、現在はプラスチックレンズが主流です。素材によりそれぞれ長所と短所があります。

プラスチックレンズ

ガラスレンズに比べ、軽く(ほぼ半分の重量)、割れにくく、カラーをつける場合はバリエーションが豊富です。反面キズには弱く、経年変化(変色など)があります。


ポリカーボネートレンズ

非常に割れにくく、衝撃に強いのでお子さまやスポーツをする人に向いています。スポーツ用ゴーグルなどにも使用されています。


ガラスレンズ

プラスチックレンズに比べ、透明性に優れ、キズがつきにくく、熱にも強いのが特徴ですが、割れやすく重いのが欠点です。

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2.レンズの表面処理

レンズの表面には、お使いいただく方がより快適にご使用いただけるように何層ものコーティングがされています。それぞれはごく薄い膜ですが、様々な優れた効力を持っています。商品によっては標準で付いているものから、オプションで追加するものまで様々です。

反射防止加工

マルチコート

レンズ表面に金属質の薄い膜をコーティングし反射を抑えます。くっきりと自然に近い視野が得られます。


キズ防止加工

ハードコート

レンズ表面を硬質膜でコーティングし、プラスチックレンズのキズつきを防ぎます。


紫外線防止加工

UVカット

紫外線を吸収する働きのある物質を浸透または練り込み、有害な紫外線をカットし、紫外線から目を守ります。


青色光軽減加工

ブルーライトカットコート

可視光線の中でもエネルギーの高い青色光を反射または吸収することで、目に対するダメージを軽減します。


汚れ防止加工

撥水コート

油や水を弾く特殊なフッ素系化合物をコーティングし、汚れが付きにくく、付いても拭けば簡単に取れるようにしてあります。表面のすべりを良くすることにより、拭きキズもつきにくくなっています。


曇り防止加工

耐擦傷コート

表面のコーティングの摩擦係数を向上し、通常のマルチコート以上にキズや加圧による耐久性を向上させたマルチコートと撥水コートで使用される特殊フッ素化合物のコーティングを組み合わせることにより、耐擦傷性を高める加工です。


ミラー加工

ミラーコート

レンズ表面を鏡のように反射加工した、ファッション性に優れたミラーレンズです。表面はミラーで裏面がハードマルチコートになります。ベースカラーが薄いライトミラーは目の表情が見え、正面から見た色具合、横から見た色具合と見る方向で微妙にイメージが変わります。


帯電防止加工

帯電防止コート

通常のプラスチックレンズは静電気を帯びやすく、レンズを乾拭きするだけでも帯電してしまします。帯電防止コートは静電気を逃がす特殊な膜(電導膜)をコーティングすることでホコリや花粉などが付着しにくくなります。

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