初夏の風物詩、ホタル。
皆さんはご覧になったことがありますか?
日が暮れて数時間たった頃、風のない、暗く静かな川辺で舞い始める幻想的な光。
現在日本に生息するホタルは、主に3種類です。
2〜4秒おきにピーカッピーカッとゆっくり光る「ゲンジボタル」。
1秒おきに小さな光をピカッピカッと点滅させる、やや小ぶりの「ヘイケボタル」。
さらに小さな体の「ヒメボタル」は、パッパッパッとカメラのフラッシュのように光ります。
飛びながら光るオス、葉の上でじっと止まって光るのはメス。オスとメスでは発光リズムが違うそうです。
ホタルは成虫だけでなく、幼虫やサナギ、なんと卵も発光します。
光り方には、プロポーズのための光、刺激された時の光、敵を驚かせるための光など、何種類もあるらしいのです。
また、全てのホタルが発光するわけではなく、ホタルの発光の仕組みや役割には、今なお多くの謎が残されていると言われています。
ホタルは、数年の生涯のほとんどを幼虫で過ごし、成虫になって約1週間で一生を終えます。
私たちが見る光の舞は、ホタルの生涯最後のひとときなのですね。
都市開発が進み、多くの生き物が減少する昨今ですが、自然環境の保護にご尽力くださる皆さんのおかげで、柏市や我孫子市でも、毎年6〜7月にホタルの観察会が行われているようです。
この夏はぜひ、幻想的な空間を体験してみませんか?
続いて今日はこちらの動画もご覧ください。<花音>
投稿者:シミズメガネオフィス