ラクダの目

砂漠にいる動物といえばラクダですね。
灼熱、乾燥、砂嵐といった過酷な環境で生きていくために、どのようなしくみを備えているのでしょうか。

直射日光の熱から身を守り、エネルギーとなる脂肪を蓄える、背中のこぶ。
外気温にあわせて体温調節し、汗をかかないようにする能力。
大量の水を飲み、その水分を保持できる血液、、、などなど。

目についてはどうでしょう?
まず特徴的なのが長〜いまつ毛。眉毛も太くフサフサです。
これらは、砂漠の砂ぼこりと強い日差しから目を守ります。
まぶたからは脂肪分たっぷりの粘液が分泌され、乾燥した砂漠でも瞳はいつも潤っています。

さらに注目したいのは、第三のまぶたとも呼ばれる<瞬膜>。
上下に開閉するまぶたとは別の、水平方向に動く膜なのですが、ワイパーのようにサッと横に動いて、砂漠の砂から目をガード。
ラクダの瞬膜は透明なので、砂嵐の中で瞬膜を閉じても周りを見ることができるのです!

大昔から砂漠で人を乗せ、重い荷物を背負い生きてきたラクダ。
特殊な能力や仕組みをいくつも持っているのですね。
今日もつぶらな瞳をうるませて、広大な砂漠を悠然と歩いていることと思います。

さて、今日ご覧いただきたい動画はこちら。
まつ毛にまつわる、ことわざのご紹介です。<花音>

投稿者:シミズメガネオフィス

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