世界で共通の、美しいデザイン比率といえば「黄金比」。
長さや高さの比率がおよそ「1:1.61(約5:8)」となっており、モナリザやミロのヴィーナス、パリの凱旋門などが有名ですね。
これに対して、日本発祥の「白銀比」というのがあるのをご存知でしょうか。
比率はおよそ「1:1.41(約5:7)」。
興福寺の阿修羅像や、法隆寺の五重塔、平安京の街並みや、生け花などにも取り入れられてきました。
東京スカイツリーにも白銀比が使われ、日本人が昔も今も好む美しさの比率であるようです。
また人気キャラクターのドラえもん、ハローキティなども白銀比だそうで、親しみやすさや可愛らしさを好む、日本人の傾向を感じます。
とはいえ、美しいと思う感覚は人それぞれ。
感じ方や対象は、時代とともに変化したりもします。
時には、なぜ自分がそう感じるのかわからないこともあります。
それでも美しいものに出会うと皆、心の奥が揺さぶられ、静かに広がり、ゆたかに満たされる気持ちになります。
深まる秋。
たくさんの「美しい」を見つけたいですね。
こちらの動画もご覧ください。<花音>
投稿者:シミズメガネオフィス