百人一首を楽しむ

お正月になると、<和の遊び>を楽しみたくなります。

中でも私が最近ハマっているのは百人一首。

近年「ちはやふる」のコミックや映画の影響で、若い方を中心に競技かるたが大ブームだそうです。

TVやインターネットでその様子を見ると、札を取る速さは圧巻!

静かで優美なイメージの百人一首ですが、記憶力・集中力・瞬発力が求められ、まさに「畳の上の格闘技」です。

特に驚くのは、音の気配を聞き分ける力。

読まれる直前の息づかいから子音を聴き取ったり、1文字目を聞いた時すでに、その微妙な音色や音の高さから2文字目を察知するというのです。




一方、わが家では、まったりと楽しむカルタ遊び。

上の句を詠む間に「バーン」と札が取られるのは、まれなこと。

<この歌知ってる!好きな歌だわ>と思いながら探すのですが、覚えている歌は皆同じらしく、ねらった札は意外に取れない。

多くの札は、下の句が詠まれる頃におもむろに皆で探し始め、それでもあわててお手付きをしてしてしまうことも。

お正月ならではの、ゆったりほんわかした時間が流れます。

子どもの頃は記憶にも留まらなかった歌を、今、見返すと文字の奥に込められた思いに気づいたり、広がる世界が驚くほど心に響いたり。

それもまた楽しく、百人一首の奥深さを感じるこの頃です。

さて今日はこちらもご覧ください。かるた遊びでも、わきで見ている人の方が、先に取り札を見つける場合がありますね。<ペンネーム><花音>

投稿者:シミズメガネオフィス

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